つれづれノート(14)(15)


川のむこう つれづれノート(14) (角川文庫)第3の人生の始まり  つれづれノート(15) (角川文庫)

今週は、日々の時間が円滑に流れることを期待して、銀色夏生つれづれノートシリーズを猛スピードで読んでいました。買ったのは⑭と⑮。スキャンするみたいにさくさく文字を目で追い、ところどころじっくり読む。読み返したいページにドッグイヤー。こういう読書も気持ちがいいもんだな、時々していきたいなぁと思いました。


読んでいて思ったのは、銀色さんの執着心のなさ。そこがいちばんの美徳だと思う。孤独を大事に(でもオープンマインド)淡々と生きている感じ。そんな文章を吸収していくことで、わたしもネガティブマインドに陥ることなく、淡々と日常を過ごせた。淡々と日常を過ごすことが今週とても大事だと思ったから、それができてよかった。


まだ⑮の途中。映画『ミスト』を観たという話がでてきた。わたしはあの映画を観たあと1時間くらいは緊張が解けなかったけど、銀色さんは観終わって笑いが止まらなかったというからすごい!と思った。感じ方の違いにびっくり。後味が悪いと思った点は同じだけど、笑うという発想はなかったな。わたしもホラー映画を観て笑いとばせるような女性になりたいってちょっと思った。


あと、銀色さんが穂村弘の本(『もうおうちへかえりましょう』)を読んでいることを知って、しかも好意的な感想をもったようで、穂村ファンである自分は無性にうれしかったです。