先週のこと



3月26日、月曜日。午後からお腹が痛くなってきて、よっぽど上司に断って薬買いに抜け出そうかと思ったほど。でも1、2時間耐えてたら痛みがすーっと凪いでいって、その時の安堵感といったらなかった。薬を飲まずに痛みをやりすごせたことが何だかうれしくもあり。身体のあらゆるパーツが腹部に拍手を贈ったことと思う。しばらく取り組んでたイレギュラーな仕事も、ようやくゴールが見えてきてほっとする。


3月28日、水曜日。夕方から珍しく頭痛。頭痛くなることって滅多にないのに。朝、仕事たるいなあって思いながら席についてたから罰が当たったのかもしれない。せっかく定時であがれたのにもんやりとする。経験が少ないからか、頭痛ってどうしたら治るのかイメージできない。腹痛だったら、これは横になれば落ち着くなとか、これは薬に頼ったほうがいいかもなとか、それなりに見当がつくけど。頭痛って寝てればよくなるものって感じでもなさそうだしなあ……ということで、もんやりさせたまま少しだけ寄り道、手ぬぐい屋さんで買い物した。あまりにも土曜日の雨ふりが続くのが悲しくて、てるてる坊主柄の手ぬぐいを買った。


体調はいつも万全というわけではなかったけど、どんな不調も寝るまでには治まっていた。母が具だくさんの煮物などを夕食に拵えてくれたりして、今日は確実に30品目とったなあ、という日もありました。ありがたいことだね。


         


3月29日、木曜日。仕事後、有楽町のマルイでコート探し。雑誌で見て気になってたコートを試着してみる。予約販売になるとのこと。薄手のノーカラーのトレンチコートで、くったりとしたやわらかい素材だった。着心地は悪くないけど、防寒としてはどうだろう。そしてお値段が……。うーん。即決できず、結局別のお店でテーラードジャケット(今日入荷したんですよ〜の声に乗せられつつ)とカットソーを買った。買ったらなぜかドロップ(缶入り!)をもらえた。わーい。


職場内も電車内も、春物の上着に切り替えた人が増えたなあ、という印象。コートのポケットに文庫本と付箋とiPodとケータイと飴ふたつ、つめ込んで通勤したわたしの冬もそろそろ終わりにしますかね。


電車に乗っていて、毎朝おんなじ広告の前に立ってるなぁってことにはっと気づくときがある。はったあやこ、やまだたかゆき、こにしまなみ。その前の週は、なかまゆきえの禁煙のポスターだったかな。


         


3月30日、金曜日。今のオフィスに勤めるのもこの日で最後。お引っ越しのため資料や私物のパッキングをして、パソコンは持ち帰る。パソコン重い。重いものは軽そうに持ち、軽いものは重そうに持つとエレガントに見えるらしい。でも重いもんは重いよ。母が夕食に作った、鶏肉を塩麹に漬けて蒸し焼きにしたやつがとっても美味しかった。味付けは塩麹のみ。すんごくやわらかかった。塩麹って今流行ってるけど、一時のブームになっちゃうのは勿体ないと思う。定着するといいな。


         


iPodではムーンライダーズばかり聴いてた。聴けば聴くほどしっくり。適当にシャッフルして聴いたりもするけど、選んでたくさん聴いたのは「スイマー」と「Beep Beep Be オーライ」。あとは、ピンポイントでサカナクションの「ホーリーダンス」を、仕事の前や途中、解き放たれたいなって時に聴いた。1回目のサビではホーリーダンス♪って言ってくれなくって、2回目のサビでやっと大サビまでいってくれる、その時の、焦らされた後の最初のホーリーダンス♪が最高に気持ちいい。完全に手玉に取られています。


         


3月31日、土曜日。春の嵐。劇場でポップコーンつまみながら観る映画って最高だね。あと鎌倉パスタで食べたパスタ、おいしかった。カラオケにも行った。27歳の男女が入室していきなりあしだまなちゃんの本人映像クリップ見て歌いもせずにやにやしてるっていうのは傍から見たら一体どんな図だったろうか。前はひとりで歌った歌を今回はふたりで歌ったりもして、じんわりとうれしい。


帰宅して、親に録画してもらっていた世界フィギュアスケートを観る。夜更けまで。これを観ないと冬が終わったとは言えないのだ。しかし泣いた…。村上佳菜子ちゃんのSPで泣き、ペアの高橋成美マーヴィン・トランのメダル確定の瞬間に泣き(実況の人も感極まって泣いてるんだもの)、羽生くんの気迫に満ちたFPでも涙が……。『ヒューゴの不思議な発明』にも泣かされたし、こんなに日に何度も感動泣きできるなんて滅多にあるものではない、おもしろい一日だったな。