由比ヶ浜




由比ヶ浜にて、お昼すぎに撮った写真。ナチュラを持ってくるのを忘れてしまった(くやしい)のでケータイのカメラで。まるで絵みたいだと思った美しい雲も、宝石みたいにキラキラしていた水面も、何ひとつ正確に写っていない。だけど、それがいかに特別な景色だったか、その「特別な感じ」だけは、これらの写真にも写っているのではないかと思える。あんな海は初めて見た。ひたすらきれいだった。行ったことないけど、たぶん沖縄などの海のきれいさとはまた別の種類のもので、うまく言葉にできそうもないけれど、自分にとって特別な光を放っていたということだけはたしか。


そして、冬の海は寒いものだと思い込んでいたけれど、街を歩いていたときに吹かれていた北風はどこへやら、嘘みたいに穏やかで、意外なほど暖かかった。