佐野元春のザ・ソングライターズ 桜井和寿②


 ①に引き続き、ミスチル桜井さんがゲストの「ザ・ソングライターズ」について。2週にわたる放送の2回目では、桜井さんのネタ帳を見ながら佐野さんが「意外と字きたないね」なんて言う場面も。


 桜井さんがソングライターとして最も手ごたえを感じた曲は「しるし」。

 「別れの歌なのか、それから恋愛がうまくいってる環境を描いた歌なのか、どちらともとれるものにしたいと思っていて作り始めた」


 「『共に生きれない日が来たって どうせ愛してしまうと思うんだ』の『どうせ』の部分が、自己満足だけどうまく言えたなぁというところ」


 


 連続ドラマの主題歌だった当時、この歌を聴く機会がそういえば多かった。歌番組で歌っている姿に見入ってしまった記憶もある。今あらためて聴いてみると、別れの歌にも恋愛がうまくいっているときの歌にも聴こえない。「君」がどんな対象なのかもわからない。でも、「どうせ愛してしまう」って言ってしまいたくなる気持ちはわたしにもわかるような気がした。


 2週にわたる放送で印象に残った屈託のない笑顔。ああ、こういう人なんだって思った。